Engineer Career Study #1 – スペシャリストとしてのキャリアを拓くに参加しました

Engineer Career Study #1 – スペシャリストとしてのキャリアを拓く

https://forkwell.connpass.com/event/200159/

に参加したので、そのときのレポートです。

 

オープニングセッション:古川陽介「スペシャリストになる覚悟」(20分)

スペシャリストとマネジメントは対立しているのか?

 → 両者に求められるものは同じ。どちらもマネジメントの要素を含んでいる。

  • スペシャリスト
    • 個人で成果を出す
  • マネジメント
    • 組織の成果に責任をもつ

この2つは対立していないし、境界線もはっきりしていない。

 

ソフトウェア開発において、個人で動くことは少ない。

また、マネージャーもソフトウェアの知識が必要。

両方において、人をリーディングしたり育成したりするというのは共通

そこで、マネージャーをやりたくないと思うのはもったいない。

 

しかし、両方やるのは大変。。。

 

古川さんの例

  • シニアエンジニアとして
    • アプリケーションの開発に入るのは少ない
    • プロトタイプ開発がメイン
  • マネージャーとして
    • メンバーのタスクアサイン
    • 採用・育成
    • コミュニティ作り

 

つまり、スペシャリストとマネージャー両方やるのは大変?

大変。しかし、両方やれることが大事。

そもそもスペシャリストになるにはどうすればいいのか?

古川さんの場合

リクルートにおけるシニアの要件

  • 社内外でエキスパートとして認知されること
  • その人が一人いるだけでプロダクト戦略が変わる

そういう人ができる人がシニアの要件。

スペシャリストになるために心がけること

  • 自分の責任にする
    • 以前、node.js 界隈は混乱していた
    • 当時、グローバルで起きていることを日本に伝えるしかなかった。
    • そこで、node.js io.js の差分をそれぞれフィードバックするように努めた。
    • 技術的に起こっていることを誰かに任せるのではなく、自分事にする。
  • 息を吐き続ける
    • 要はアウトプットし続けるということ
    • アウトプットし続けていたら、自然とインプットもできるようになる。
    • アウトプットのクオリティは上げ続けていく。
  • 何かしらのチャレンジを続ける
    • 最近は、マネージャーだけど毎日コードを書くのにチャレンジしている。
    • 常に何かやる。手を動かすことをやめない。
      • コンフォートゾーンに止まらないようにしている。

まとめ

マネージャーとスペシャリストは対立概念じゃない。

 → それを生かして共通項を見つけて行こう

 → しかし、両立するのは大変。だが、乗り越えればやりたいことができる。

スペシャリストになるには

  • 自分の責任にする
  • 息を吐き続ける
  • 何かしらのチャレンジを続ける

特別対談:「スペシャリストとしてのキャリアを拓く」

古川陽介さんパート

広木さん

node.js という領域を決めて走ったのが転機だったと思うが、どういう感覚で node.js に関わるようになったのか?」

古川さん

「楽しかった。やっていけばやっていくほど、こんなことができるんだというのが分かっていった。

そうしているうちに自然と。」

広木さん

node.js の実装って若干混乱していたスタートだし、激しい界隈だと思うが疲れないのか?」

古川さん

「疲れた感じはとてもある。コミュニティとして激しいし、変化も激しい。

最初はそれが気にならないくらい夢中だった」

広木さん

「スペシャリストってキャリアっていいなと思っている人にとって、没頭できるのはいいきっかけだと思いますね」

古川さん

「僕自身エンジニアコミュニティに育ててもらった。モチベーションの源泉だった。

一緒にやれる人を探すのはいいことだと思う」

広木さん

「内側でも外側でもオーガナイザーをやられていたので、その間でキャリアを積んでいったんですか?」

古川さん

「そうですそうです。」

松本亮介さんパート

広木さん

「すごい人に囲まれてたことが多いと思いすが、見るものを変えてたりしてたんですか?」

松本さん

「意識していると、それまで漠然とできないと思っていたことを意識すると具体的にできないことになる。

そうすると、あるときできるようになっていることに快感を感じる。

なのでひたすらそういう選択をしているというのはあるかもしれない」

広木さん

「サーバースペックについて論文に落としていくのは素敵だと思います。

ご自身の活動はどう定義づけていますか?」

松本さん

「エンジニアをやっていく中で、みんなが使っているものって良さや理由があると思う。

エンジニアと研究をしていくなかで、そういう部分を言語化して体系的にすることで、もっと狙っていいものを作れるのではないかと思っていた。また、言葉で明らかにしたかった。」

広木さん

「現在研究職のキャリアだと思うが、これから研究職目指している人にアドバイスありますか?」

松本さん

「自分の経験だとたまたまできたと思うので、一般化は難しいと思うが、いろいろ考えてきた

古川さんもおっしゃっていたが、自分が没頭できることを見つけて、それを社会に還元するようなサイクルを考えて言語化していけば、うまくやっていけると思う。」

和田 卓人さんパート

広木さん

「ご自身の中でキャリアを築いていくときの原理原則はありますか?」

和田さん

「スキルセットとしてはオールラウンダーではなくて技術に長けていた。得意不得意がはっきりしていた。

得意なものを伸ばし、不得意なものを得意なもので補うというのが合っていた。それが良かった」


アフタートーク

ここから先は forkwell 様に登録されている人だけが見れるコンテンツなので

ブログには書かないことにしました。

今回勉強会の運営をしてくださった forkwell 様ありがとうございました!

【サポーターズCoLab勉強会】客先常駐エンジニアが戦闘力を上げるN個の方法に行ってきました

【サポーターズCoLab勉強会】客先常駐エンジニアが戦闘力を上げるN個の方法

https://supporterzcolab.com/event/362/

に行ってきたので、そのレポート

※今回の講演は、あくまで登壇者の方の経験や意見です。

そもそも客先常駐って何?

  • 別の企業に出航して働く形態
  • SI系によく見られる
  • 派遣の場合もあるが、そうでない場合もある。

求人について

  • とりあえず未経験でも採用しているところが多い
  • 大手は新卒メインだが、中途は通年採用もしている
  • 前期黒字(設けている)ことを強くアピール
  • 土日はしっかり休めそうな雰囲気
  • 開発案件に携われるということを押している

実際にやる仕事

  • コールセンターだったり
  • SEサポートだったり、
  • ヘルプセンターだったり
  • テスターだったり
  • etc…

メリット

  • 大手企業で仕事をする権利がもらえる可能性がある。
  • 日頃触れないような、古い技術を触ることができる。
  • 給料は悪くないこともある。

デメリット

  • コミュ障にはやさしくない「調整業務」が発生する恐れ
  • 「まずやりたくない仕事」にぶちこまれる恐れ
  • 給料が良いとも限らない
  • 技術的モチベーションの高い人が少数派の恐れ
  • 技術的な向上が望めない場合もある

ぶっちゃけると、研修充実は怪しい

 → 十分な研修ができない可能性

なぜか

  • 教育的ノウハウがない
  • 下請け的なポジションになりがち
  • 保守的になりがち
  • リードするような人がいなかったり
  • モチベーションが低い空気

更にそれはなぜか?

  • そもそも入社する人の特徴が、休みや正社員に惹かれて来る人
  • プライベートな時間の使い方が勉強とかでなかったり
  • 自分が将来どうなりたいかとか、あまり考えてない
  • 安定を求めている
  • 技術に対するモチベーションが低い

客先にエンジニアをぶち込む人(自社の営業の人)の特徴

  • 法人向けの営業脂肪だった
  • 「ベンチャー」という言葉の響きに惹かれた
  • ITに興味がない
  • とりあえず、売り上げやノルマを達成すればいい
  • 数字や単語の組み合わせで仕事をしている
    → 「phpとは、何かサービスを作れるもの」など
    → 経験は何年で、給料はどのくらいで、ということだけを見て人を選んだりする
    → その人がどのようなことが得意か・やりたいかということは見ていない

戦闘力の上げ方

  • とりあえず勉強会に積極的に出てみよう
  • 周りのエンジニアや客先と仲良くなっておこう
  • 開発をやりたいなら自分でサービス作ろう
  • 副業やインターンに手を出してみよう
  • 自社に過度な希望をもつのはやめよう

実践できたら、次のステップ

  • とりあえず勉強会でLTとか登壇する
  • 客先から自分に会う案件を直接紹介してもらう
  • 自分で作ったサービスを人に使ってもらう
  • 異業種交流会とかで小規模な受託案件を探そう

本当の自社との付き合い方

「自社 = 自分の味方」ではないかも?

  • 敵というわけであはないが、少なくとも味方ではない恐れ
  • 敢えていうなら、自社は取引先
  • 基本的には、サポートは期待できない
  • 自社待機の社員は負債という見方も

会社の基本

  • 安く仕入れて高く売る
  • 長期的な教育よりも短期的な利益

どうしたらいいの?

  • 技術の学習はできるだけ自力で
  • 受けの姿勢よりも攻めの姿勢で
  • 副業はどんどんやろう
    → 実は、会社は副業禁止とは言えない。
    ただ、会社に不利益が怒るようなことはやってはいけない。
  • とにかく情報を集めること、集めまくること
    → 結構、常駐先の人からぽろっと聞けたりもする。

担当営業とは仲良くなろう

敢えて言うなら、担当のために働いてあげよう
→ 自分に仕事を持って来てくれる人のために働こう
会社は守ってくれないが、担当は守ってくれるかもしれない。

担当のことが信用できなくなったら終わり

担当もエンジニアが信用できなくなったら終わり

自分の会社のことを理解しよう

絶望する前に、会社に一石投じよう

居続けることもできる。辞めることもできる。

僕らは自由であることを常に頭に置いておこう。

【サポーターズCoLab勉強会】20代エンジニアのキャリア論に行ってきました。

【サポーターズCoLab勉強会】20代エンジニアのキャリア論

https://supporterzcolab.com/event/168/

に行ってきたので、その時のレポート

1万人のエンジニアと話した非エンジニアが伝えたい5つのこと】

1. 自らの希少さを知ろう

ITエンジニア/労働者 の割合は0.3%

300人に一人の希少人材

誰にでもできる仕事じゃない。

需要は右肩上がり(非IT領域全てが対象に)

 

(主催者の方の予想)

プログラミングを学習に取り入れようという動きもあるが、

総エンジニア人口はそんなに増えないと思う。

なぜなら、

英語も教育に取りれられているが、英語話せる人は日本でも少ない。

同じように、プログラミングが学習に取り入れられ、

プログラミングができても、hello worldくらいで、

実務に活かせる人はそんなに増えないだろう。

2. 年収の話。

年収が上がると幸福度が上がるが、

ある一定の値を超えると比例しなくなって(それ以上幸福度があがりにくくなって)くる。

その値はどのくらい?

A. 600

参考記事

https://tensyoku-assist.com/annnual-income/854

そしてそのくらい稼げたら、更にその先の自分が打ち込みたいことが見えてくる。

600万くらい稼げるエンジニアになろう。

3. 自分の位置を知ろう

エンジニアをすごい順に並べたとき

上位5%

上位6%~10%

上位11%~20%

それ以外

あなたはどこに位置するだろう?

 

20%までに入れれば、きっと人生は楽しい

(キャリアを選べるようになるので)

 

10%までは、努力でいける

4. 新卒&3年目&30歳はまじで分岐点

転職活動をするときは

  • 転職は1つ上のレベルの会社を目指す
  • その会社の中間より下でいい(エース待遇は微妙。その後の伸びが小さくなる)

また、

エンジニアのレベルをあげるためには、勉強会に参加するだけではいけない。

何かしらそこで学んだことをアウトプットしないといけない。(ブログでも勉強会講師でも)

5. もし僕(主催者の方)がエンジニアだったら

起業 or スタートアップ

エンジニアは起業かスタートアップをしたほうがいい。

ただし、新卒の時期に上位5%に入っているか、3年目の時期に上位10%に入っている人が好ましい。

なぜなら、起業・スタートアップはとてもしんどいから。

Q&A

Q. インプットしか日頃していない人に、「アウトプットもしないといけない」と言ってもなかなか難しいと思う。どうすればできるようになるか?

A. アウトプットしても恥ずかしくないようになる。rubyのまつもとひろゆきさんも言っていたが、空気を読まないようにする。

こんなことアウトプットしても大したことないんじゃないか。批判を食らうんじゃないかということは棚にあげて、気にせずアウトプットをする。