人を嫌いになりにくくするために

概要

私は、「この人が嫌い」というのが
周りの人と比べて、少ないほうだなぁと思います。
嫌いな人が少ないと、メリットも多いと思っています。

  • どんなメリットがあるのか
  • どうやって人を嫌いにならないのか

を書いていこうと思います。

嫌いな人が少ないメリット

メリットが多いというよりは、デメリットが少なくなることのほうが多いかもしれません。

嫌いな人がいると

  • この人とは一緒にいたくないなぁ
  • SNSで見かけるたびに、少しモヤっとする
  • 嫌いな人とどうしても接さないといけないときに、ストレスがたまる
  • また、接したあとにいろいろと不の感情が湧く

と、ストレスや不の感情が発生してしまうと思います。
嫌いな人自体が少ないと、そのようなことが少なくなります。

メリットとしては

  • 本来嫌いになるような人を完全に遮断しないので、その人の良い部分にも気づける
  • 良い部分に気づけると、自分のためになる(取り入れられる)
  • 友達が増える

などでしょうか。

では、どのようにして私はあまり人を嫌いにならないのかを書こうと思います。

人を一側面だけで判断しない

例えば、ある人があなたに対して気に障ることを言ったり
明らかにおかしなことを言ったとします。
人間は感情的な生き物ですから、そうされた瞬間に相手を敵だと思ったり
「この人は自分とは合わない性格なんだ」と思ったりしてしまいます。

ただ、ここで一度冷静になってみましょう。
もしかしたら、相手も「あっ、いまの発言ミスった」と思っているかもしれない
もしかしたら、まだその人のことをよく知らないのに、相手の性格を決めつけているかもしれない。
もしかしたら、相手も今発展途上で、いい性格になろうとしている最中なのかもしれない。
もしかしたら、相手の悪いところだけを見ていて、良いところにまだ気づけていないのかもしれない。

そう思うようにしたら、
「この人は私とは合わないから嫌い」と決めつけるには早過ぎると思いませんか?
もしかしたら、「嫌い」と決めつけてしまうことによって
例えば

  • 本当なら仲良くなれた
  • 良いところがあって、それを学ぶことができた

という機会損失につながる怖れもあります。
「まだ判断するには早い。もうちょっと様子を見てみよう」
と、焦らずに相手のことを判断するようにしましょう。

相手はまだ発展途上なのかもしれないと思う

人は年齢を重ねていったり、いろんな経験を積むことで、
人当たりの良さだったり、人に好かれるにはどうすればいいのかだったりを知っていきます。
相手にはそれがまだ足りていないのかもしれません。
相手がまだ発展途上の段階で「嫌い」と思うのは、ちょっと寂しい気がします。
もしかしたら、その人も時が経つにつれて、人格が変わり、嫌いではなくなるかもしれません。
上から目線になる必要はありませんが
「この人はまだ、人に嫌われないためにどうすればいいのかがまだ分かってないんだな」
くらいに思って、長期的な目線で判断するのもよいのではないでしょうか。

相手の良いところを見つける

これは小学生の道徳で習うようなことですが、改めて大事だと思っています。
一度嫌いになった人でも、
「あ、実はこの人こんな良いところがあったんだ。それなら仲良くなれそう。」
と気づくことがあると思います。
上で書いた「人を一側面だけで判断しない」にも少し重複しますが、
相手の良いところを見つけてみましょう。

ただ、これは少し難しいかもしれません。
なぜなら既に「その人のことが嫌い」という固定観念があるので
「この人にはこういう良いところがあるかも。でもこういう嫌なところもあるしなぁ」
と打ち消してしまいそうになります。
ただ、良いところを複数探しているうちに
「あれ、意外とこの人良いところがいっぱいあるぞ。総合的に見たらそこまで嫌な人じゃないかも」
というくらいになれれば OK だと思います。

都合の良い関係になる

都合の良い関係というのは聞こえが悪いかもしれませんが、言いたいことは
どうしても関わらないといけない相手とは、
「嫌い」な面では関わらず、「嫌いじゃない」面だけで関わるようにすることです。

例えば、雑談をしているときは嫌いじゃないんだけど
仕事の話になると急に嫌いな面が出てくるような人とは
極力仕事の話はしないようにする、などです。
嫌いな面がはっきりしていて、限定されているときは
この方法もありだと思います。

が、どうしても嫌いな面でも関わらなければならない関係の人がいた場合を
次に書きます。

逃げる、相手に合わせる

これは結構最終手段です。
どうしても好きになれず、合わない相手と関わらなければならない状況であるならば
我慢せずに逃げましょう。
例えば、仕事だったら部署移動をするなどです。
複数人の仲間内で 1 人だけ嫌いな人がいる場合は
その人が来る飲み会には参加しないなどです。(ちょっと寂しいですが)

「我慢は美徳ではない」と、
とある著名な方もおっしゃっていました。

どうしても嫌ならその環境から逃げましょう。
無理して我慢して耐えるだけのメリットがないのなら、スパッと関係を切りましょう。
ただ、関係を切る前に、これまで書いたような「なるべく嫌いにならない方法」を試してみてからをおすすめします。

もう一つの更に最終手段は、「相手に合わせる」ことです。
先ほどの「我慢するべきでない」と矛盾するかもしれませんが、
逃げることもできない状況であれば、
相手が変わることを待っていても状況は変わりません。
「相手に合わせる」というのは、聞こえは悪いですが

  • ご機嫌取り
  • 自分の意見よりも相手の意見を優先する(納得していなくても)

のようなことです。
これはストレスがたまりますが、この方法の目的は
「相手と対立する」を避け「相手のことが正しい」と見せかけ上同意することで
相手もそれほど自分に対して嫌なことをしてこなくなるということです。
相手からしても、「自分と意見が合わない」「相手が対立してくる」
というところから感情的になって、嫌なことをしているのかもしれません。
それを回避するための方法です。
良い例をあげると、「子分」のような存在になることですね。

気にしない

最後になりますが、
これは私ができていることで、一番効果のあることですが、
これを読んでいる人も実践できるかと言われると、難しいと思うので最後に書きました。

何か相手に対して「嫌だな」と思うと同時に
「あ、はいはい。人生嫌なこともあるよね。まぁいっか。」
と思うことです。

これはどうすればできるようになるのか、私自身わかりません。
いつの間にかできるようになりました。

強いてやり方を説明するとしたら、 脳天気 になることです。
嫌な人に対して、

  • どうでもいいと思う
  • 自分とは関係ないと思う
  • まぁいっか。死ぬわけじゃないし

と思うことかなと思います。

最後に

いろいろ書きましたが、
もしかしたら賛否両論あるかもしれませんが
これを読んで少しでも「人があまり嫌いにならなくなった」という人が増えると幸いです。

抽象的な指示や課題をゴールに持っていく方法

前提

最近、私は部署移動したことにより、担当する仕事の内容が大きく変わってきました。
これまでは、1 つのサービスを 50, 60 人くらいのアプリケーションエンジニアで改修する内の一人で

  • ボタンや画像の位置を変えたい
  • ここに表示しているものを、こっちにも表示させたい
  • CMS のフォームに新しい項目を作って、表側にも表示させたい

ということを 4 年間ほどやってきました。
社内で使ってるフレームワークを触る月日が増すごとに、

  • この案件の場合は大体ここを触れば解決するな
  • ここは調整が必要だから事前にやっておこう

ということがだんだん分かるようになり、
「この要件を満たすためには、何をすればいいのか」
と言う答えが、少し調査するだけで大分明確になるようになってきました。

そして最近部署移動した現場では、
複数のサービスを 2,3 人で回すという環境にいます。
更にいうと、成熟した大きなサービスではなく、
小さいサービスで、どういうことをすれば良いのかがはっきりしていない場合が多いです。

これまでは、
「これを実現するためには、このくらいの日数が決まっていて、決まったことをやる」
だったのですが、今は
「大体こういうことができるようになりたい。日数は大体で決まっている。何をすれば良いかは自分で考える」
ということが多くなってきました。

そこで、抽象的な課題や指示に対して、自分がどう動いたらよいのか
最近学んだことを書こうと思います。

要件をちゃんと把握する

当たり前かと思いますが、これがとても大事です。
「そもそも何がしたいのか」「何ができればよいのか」を分析することで
次の一歩に進むことができます。
逆にここをしっかり把握していないのと、後からいろいろ計画したことに変更が出てしまい、手戻りが多くなると思います。

その際、要求を出す側も

  • 「大体こんなことがしたいんだよね」と明確に決まっていない
  • 先輩や上司が、”あえて” はっきりとした要求をしてこない

ことがあると思います。
その時は、

  1. 現状の課題の本質は何なのかを調べたりヒアリングしたりして
  2. 市場でどのような事例があるのかを調べ
  3. 今回どのように活用できるか、あてはめられるのか

を調べて提案してみましょう。ググるのはエンジニアの得意分野だと思います。

まとめると、

  • 要求をしっかり把握しよう
  • 要求自体が抽象的だったら、具体的な形になるまで調査、仮説、提案を続けよう

です。
エンジニアリングとは
「曖昧さを減らし、具体的な状態にもっていくことだ」と、とある本でも書いてありました。

「調べる考える」だけでは終わらないし、「調べる考える」は無限にできる

  • より最適な解が出せるように
  • より間違わないように

と、「調べる考える」ことをするのは大事です。
ですが、答えが 1 つではないことに対して「調べる考える」は無限にできます。
仕事において時間は有限ですし、なにより「調べる考える」だけでは何も生み出せません。
逆に、調べれば調べるほど選択肢が増えて何が良いのか分からなくなることだってあるでしょう。
ある程度調べたら、区切りをつけて行動に移しましょう。
ある程度というのは

  • 時間
  • 理解度
  • 「あとは試してみないと分からない」と思う

などで判断するように私はしています。
しかし、最初の頃はどこまで調べたら区切りになるのか難しいものです。
理解度が浅く、もっと調べたほうがよいのではないかと不安になる気持ちも分かります。
なので、そんなときは先輩に
「これこれこういうことを、このくらいの時間かけて調べて、こうしようかと思っているのですが、進めちゃってもよいですか?」
と、聞いてみましょう。

曖昧な状態だからこそ、他人にレビュー(意見・指摘)をしてもらおう

曖昧な状態を、より具体的な状態に移行していこうという話をしましたが、
それを個人で実行した場合、それは個人の主観で決まったことです。

曖昧な状態であればあるほど、答えは 1 つではなく複数存在します。
個人で考えたベストな解があったとしても、
どうしても考慮漏れや、要求されていること自体の勘違いが生まれてしまいます。

そこで、他人の目線で意見や指摘をもらうことで、
案をブラッシュアップさせていきましょう。

こうすることで、成果物の質が大きく上昇するだけでなく
これまで自分が盲点になっていた部分に気づくことができ、次回に活かせることができます。

なので、(悪魔で例ですが)

  • 要件定義が終わったタイミングで一度レビュー
  • 設計が終わったタイミングで一度レビュー
  • 工数を考えた段階で一度レビュー
  • 何か困ったことや他者の意見を聞きたいときは相談

などのように、複数回、他者の意見を仰ぎながら進めていくのが良いと思います。

最初は理想系を考えよう

  • 顧客の要望にバッチリ対応できている
  • 今後何か変更があった場合でもちゃんと対応できる。
  • 今後何か起こった場合でも、人の手を入れずに自動で対応できる

などなど、完璧さを追い求めて理想の形を考えることはとても大事です。

慣れていない頃は、何か要求があった場合は
どういう完成形が理想なんだろう(工数や制約は度外視して)ということから考えましょう。
そこから、工数や運用時の現実などの制約を満たせるように、
理想系から現実的なものへと少しずつ変化させていきましょう。

まだ経験の浅い人にとって理想を最初に定義しておくことは

  • 何かスケールしたい時に対応ができる
  • スケールすることを前提に考えたミニマムな設計ができる
  • 仮に大きなシステムを設計することになったときの練習ができる

というメリットがあります

最初から工数や制約との兼ね合いを気にして計画を立てられるような、
経験値の高い人はそれでもよいでしょう。

このように、何か抽象的なことを始める際には

  1. 要求が何かを分析する
  2. 最適な理想形を考える
  3. 時間的な制約などから、現実的に実行できそうな解に落とし込む

というフローが必要だと思います。

予想される完成物について、定期的に連絡を入れる

完成物が全て完成してから、求めていた人に見せると

  • 完成物が思っていたものと違う。
  • 完成物が出た段階で、なんか違うことが分かった

ということが起きかねません。

また、抽象的な問題や課題は、
過程を踏むごとに具体的になっていくため
解決されるまでの過程で完成形が少しずつ変わっていきます。
そのため、

  • この方針で進めて良いか?
  • このまま行くとこういう完成物になるけど良いか?

ということを、区切りのいいタイミングで求めている人に確認してもらいましょう。

まとめ

  • 仕事において、正解は 1 つではない。(抽象的な問題であればあるほどなおのこと)
  • 抽象的な問題の正解は、落とし所(着地点)を自分で決めていこう
  • そのためには、たくさん調べて、たくさん経験して、たくさん試してみて、比較検討を行おう(ただし、時間的制約もあるので、ここまで調べたら終わりという区切りもつけよう)
  • またその際には、区切りがついた段階で、1 ステップずつ、他者にレビューしてもらおう

「ママリ、ミラティブ、PARTAが語る!今の時代で勝ち残っていくSNS活用術」に行ってきました

ママリ、ミラティブ、PARTAが語る!今の時代で勝ち残っていくSNS活用術(大湯・赤川氏・鈴木氏)

https://connehito.connpass.com/event/117450/

に行ってきたので、そのときのレポート

今回のパネルディスカッションで話すこと

  • サービス立ち上げやグロースにおける活用術
  • どのようにユーザーをファン化させるコミュニケーションをとっているのか
  • SNSから発見する、ユーザーのニーズや新サービスの機会
  • SNSプロモーション激戦時代においての勝ち方

まずは自己紹介

ママリの大湯さん

ママリでの SNS との関わり方について

Q & A のコミュニティがあって、長い文章でやりとりしてもらってたりもする。

インスタとか LINE, Facebook でファンをだいぶ獲得している

今となっては、インスタで「ママ」と検索するとママリが検索候補で出てくる。

mirrativ の赤川さん

mirrativ について

100万人以上ゲームの配信プラットフォームいる

国内だと最大プラットフォームになっている。

そういうところを先取っているサービス

 

SNS との関わりについて

メディアを作っているつもりはない

twitter の次を作っている感覚。

twitter やインスタに上げないともったいないという感覚を拾って

それを補助するような形をとっている。

PATRA の鈴木さん

インスタを軸にした

D to C という環境でやっている。

自社ブランドの mellowneon という環境について

去年の1月に初めて1年くらい

今は 10 万人くらいフォロワーがいる

週に 1000 ~ 5000くらい増えている。

フォロワーを集めて、そこから服を売ってコンバージョンに繋げるというビジネスモデル。

丁寧に11つのインスタの機能を使ってやっていっている。

詳しくは本編で。

 

インスタグラマーというセンスを持っている人が

職業でやっていける世界を使いたい。

お題

SNS とは

利用者が個別に分別できて

フォローや DM が可能なサービス。

と、一旦定義する。

ここからパネルディスカッション

ミラティブの事例

twitter との連動が大きいサービス

観察しているユーザが twitter をどのように使っているかという話

特に日本人だと、「リアルの会話でドヤるとちょっとやりすぎなんじゃないか」

というのを中和しているのが SNS の使い方だと思っている。

いきなりサービスを押し付けるというよりも

SNS のラダーに乗っていく、溶け合っていくという文脈が一個あると思う。

PATRA の鈴木さんに、ママリの大湯さんから質問

「どのように深掘って行ったら物が売れるんですか?」

PATRA の鈴木さんから

立ち上げのタイミングでは、全然売れなかった。

最初はインフルエンサーの人が宣伝してくれたので、その人にポイントを与えて、

好きな服を買ってもらって、それがバズって、ってなったのが最初で、

そこで売れる感触を掴んだ。

インフルエンサーが着れば売れるというわけではなくて、

SNS で売れるものの特徴というものがあって、その特徴を抑えるようにしている。

フォローを増やしても売れなければ意味がないので、

そこを意識している。

例えば、「この商品あと2枚で終了です」ということを出すと

すぐに売れたりもする。

 

ここ最近インスタライブも使っていて、

100 件くらいコメントがつく。

ライブだと、直接ユーザーと会話できるので、それには全部答えるようにしている。

最近だと、「私の身長でも大丈夫ですか?」って質問が多いので、

複数の身長の人をライブに出して、安心させている。

また見てくれている人もいるので、

そういう人には、「いつもありがとうございます」と言ったり、

DMがきたら、丁寧に全部返したりしている。

 

まとめると、物の売り方をハックをしているというよりは

丁寧に一つ一つのことをやっているという感触。

それをやっていったら、着実にフォロワーが増えて言ったと思っている。

mirrativ の赤川さんから

「人はどのくらい接点を持てたかで好感触になるかどうかになっているので、そういうのは大事だと思う。」

コミュニケーションの深さも大事だと思う。

DM をちゃんとした文章で返すとかも、

深さと量をしっかり抑えているからよいのだろうなと思った。

ママリの大湯さんから

ライブで接するというのがとても良いんだろうと思っていて、

実際に店舗で店員に接するよりも、

インスタ経由で接しているのが心地よいというのをちゃんと抑えていると思う。

 

最近だと、iPhone があって当たり前の世代の人が増えてきて、

人同士がスクショを共有しまくるというのが当然になっていて

そういう、ネットを使ったコミュニケーションというものがなめらかになっている。

mirrativ の赤川さんから

SNS というのは、承認欲求を満たすツールにもなっている。

対面で話をするときは、人は自分のことを 30% しか話さないが

インターネットだと 80% 話すという研究結果もある。

人間が持っている、ソーシャルな、誰に対して話すという欲求をサポートしているのが SNS

それを意識して SNS を扱うのが大事。

ファンを大切にするための距離感ってありますか?

PATRA の鈴木さんから

mellowneon は一方的な発信というのがメイン。

あとは DM やライブのコメントなど。

一番頻度が高いのでいうと、ライブのコメントが一番大事にしている。

 

ライブを作り込んだものにしているかというと、そうではなくてラフな感じにしている。

その人たちには、何を話すのかを用意しているわけではなくて

等身大のライブ配信を大事にしている。

私たち(運営側)がライブ配信しているんだけど、

ユーザも一緒にライブ配信しているような気持ちになるように気をつけている。

ファンを獲得するにはどうしたらいいんですか?

PATRA の鈴木さんから

一概にはこれが良いとは言えない。

総合力が大事。

可愛いとかそういうのも大事だけど、例えば配送が遅れたらクソと言われたりもする。

強いて言うなら、細かいコミュニケーションが大事で、

DM も一件一件丁寧に返してもらうというのが大事。

ミラティブではどういうファンがつくんですか

mirrativ の赤川さんから

リアクションをしっかりする人が大事だと思っている。

例えば、AKB のライブよりも地下アイドルのほうが

自分に反応してくれて、それが好印象ということがある。

なので、こちらからしっかり反応してあげることが大事だと思う。

逆に 100 人を大事にできない人に 10000 人を大事にできない。

 

僕がいつもいっていることは

一番最初にやることはスケールしないことをやれということ。

例えば11つの返信にちゃんと返すってスケールしたらやれないことだけど

小さいときはそれを一個一個丁寧にやれと思っている。

 

例えば、インスタグラムのマネージャーの方は

インフルエンサーに会いに言っている。

twitter とか facebook ってデータドリブンなことをしていないわけはない

だが、直接会うということも大事にしているのがすごいと思った。

PATRA の鈴木さんから

イベントやライブのスクショをとってくれて、

それを大事にしてくれたりしている。

ということが実際に起きている。

もともと、ライブにコメントをよくしてくれている人に

「どう?」と聞いたら、スタッフの手伝いとかしてくれたりもしている。

スケールしないことをやろうぜという話があったが、その中からどれをやるのかというのはどういう基準でやっていますか?

mirrativ の赤川さんから

そこの拡声器としてテクノロジーを使うのが大事だと思っています。

例えば、コメントをまとめてブログにしてポストするなど。

それを、配信者が自分の声でまとめるとか。

なので、テクノロジーと掛け合わせてもっとよいことができそうかということを考えている。

結局その、道しるべ(実際にどうしたらよいのか)を欲しいという人がここの会場にもいると思う。そういうのはありますか?

mirrativ の赤川さんから

ユーザが、「マジでクソだよね」ということをちゃんと言ってくれるので

それを吸い上げて、PDCA の回転を上げていって、精度を上げていくのが大事。

PATRA の鈴木さんから

結構商品を企画するときとかに

質問機能とかアンケート機能というのを設けている。

そこで、知見をもらったりしている。

例えば、仕入れするタイミングで「こういう商品を仕入れたらみんな買いますか?」

ということを素直に聞いたりする。

そうすることで、ユーザも自分で作っている感が生まれるので良い。

クオリティについてどう考えていますか?

mirrativ の赤川さんから

いままでだと成立しなかったけど、

雑に作っても良い感じになるというツールを使うこと。

例えば SNOW とか、リラティブとか。

 

あとは、 SNS にあるユーザの意見を取り入れるのだが、

例えば、既にやろうとしていた施策が既にあったとしても

「こういう施策やろうと思っているんですが、どうですか?」

ということをユーザに聞くようにしている。

あえて、その後に実際に施策をやることで

ユーザを巻き込んでいる感がある。

PATRA の鈴木さんから

インスタのクオリティって難しいなと思っている。

プロのカメラマンに撮ってもらっても売上が上がんないが、

逆にスマホでとった画像のほうが売れているとかもある。

 

あと、ライブでいうと、作り込んだライブというよりも

本音で喋ってもらったほうが売上が上がるということがある。

なので、よりユーザが暮らしの中で感じることができるようなコンテンツのほうが

クオリティが良いという判断に最近なっている。

Q & A

Q1. ママリでコミュニティサービスにおける部分についてです。

ママリは SNS のサービスじゃなくて、「ママリ」ってハッシュタグをつけるとかそういうのがあるけど

今後どう考えているか?

A1.

ママリの大湯さんから

SNS を使うのにはその特徴を捉えて、どう使うかを大事にしている。

ママリは広告ビジネスなので、想起率を増やしたり

マインドシェアをとる上での手段として使っています。

Q2. twitter に乗っかる形できっかけを作っていったと思うが、

ユーザがコンテンツを投稿するモチベーションをどう設計していますか?またその機能は?

A2.

mirrativ の赤川さんから

Youtuber にならない理由って、

はじめしゃちょうとかヒカキンとかが200マン再生!となっているなかで

いきなりメジャーリーグに入るのはハードル高いみたいな感覚があると思います。

なので草野球からでも始められるよという環境を用意してあげるのが大事だと思う

Q3. 距離感を近づけていくでいうと、逆にこれはやらないみたいな判断があれば教えて欲しい

A3.

mirrativ の赤川さんから

SNS っていきなり熱量があがるとよくないと言われている。

分散させることを意識していく。

人間ってヒエラルキーを作りたがるので、分散させるようにしている。

濃い人が濃いままで楽しめるのであればそれでもよいし。

そうじゃない人も楽しめるようにしたい。

例えば、誰も来ない配信者のところにユーザが集まるようにしていたりする。

なので、古参というものをできるだけ産まないようにしている。

Q4. ミラティブの初期ユーザの獲得はどうしたか?

A4.

mirrativ の赤川さんから

バイユーザ(配信も閲覧もするユーザ)がくることになっているのが重要だと思っている。

サービスをリリースしたときに、サービスのユーザを取りにいくのはよくない。

逆にユーザに見つけてきてもらって、そのユーザがどのようにきたのかを観察するのが大事。

ある種、自分の欲望もありつつ、他の人の欲望も満たせるという状況が大事。

なので、探してきたユーザをちゃんと観察して、それを満たせるようにするのが大事。

感想

  • SNS の特徴はいろいろある。
    • 例えば、ユーザの生の声がききやすかったり、
    • ユーザと運営を繋ぐ役割にもなったり、
    • ユーザに販売意欲を促進させる効果だったり、
    • ユーザ自身がサービスを大きくしてくれたりする。

 

  • SNS の活用術はいろいろある。
    • 例えば、ユーザに認知してもらうことだったり、
    • ユーザに意見を仰ぐことができたり、
  • SNS を活用する時に気をつけたいこと
    • 一方的なやりとりにならないようにする。
    • ユーザを巻き込んだサービス運営をするとよい。
    • 小さな意見や DMM でも、一つ一つを大切にすることが、今後につながる。

 

  • SNS を活用する上で
    • SNS で何ができるんだっけ?自分たちは何がしたいんだっけ?ということを考え  やりたいこととマッチしているかをちゃんと見極めよう。
    • SNS から聞こえる生の声はとても重要なので、そこから PDCA を回していくというやりかたもあり。
    • ユーザの意見が聞きたいときは、素直に「これどう思いますか?」と聞いてみるのもあり。
    • ユーザを巻き込んで、一緒にサービスを作っている感を出すとよい。
    • 親みやすさが大事。作り込みすぎたものよりも、等身大で身近に感じられるような情報のほうが、ユーザの反応もよい。